「ボンド KEEPメンテ工法®」は、コンクリートの中性化・塩害・アルカリ骨材反応などによる劣化の対策に必要とされる機能を有する保護工法です。各種劣化要因からコンクリートを保護するために、要求される機能別に各種工法を設定しています。

「ボンド E1200」は、新旧コンクリート打継ぎ用エポキシ樹脂系プライマーとしての接着剤です。従来のエポキシ系打継ぎ材と比較して、打継ぎ可能時間が非常に長く、湿潤接着性に優れています。

「ボンド KEEPメンテ工法® VM–3」は、特殊変性ポリウレア樹脂を用いて、コンクリート表面にビニロン製3軸ネットを接着し、コンクリート片のはく落を防止する工法です。
プライマーとして1液型エポキシ樹脂を、ネット貼付けに特殊変性ポリウレア樹脂を用いることで、施工可能な温度領域を広げることが可能となり、同じ材料で夏季から冬季までの施工が可能となりました。また、特殊変性ポリウレア樹脂は従来のポリウレア樹脂に比べ、可使時間が長く、コテ切れ等の施工性にも優れています。

「トンネル覆工コンクリートはく落防止工法」は、東・中・西日本高速道路株式会社『トンネル施工管理要領』、『設計要領 第三集 トンネル編』対応の工法です。ＮＥＸＣＯ『設計要領第三集トンネル編』におけるはく落防止工の分類では３つの区分に分かれます。「小片」想定されるはく落塊の荷重が0.5kN以下のコンクリート片の場合に適用、「小片を超える」想定されるはく落塊の荷重が0.5kNを超えるもののはく落面積が１㎡程度以下のコンクリート片の場合に適用、「その他」想定されるはく落塊の荷重が0.5kNを超え、かつ、はく落面積が１㎡程度を超えるコンクリート片の場合に適用。